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直方体と立方体(面・辺・頂点、展開図、辺の位置関係)

面・辺・頂点の数、立方体の展開図 11 種類、辺の平行・垂直・ねじれの位置を、選ぶと色が変わる図で確かめます。体積・表面積・対角線の計算機と、確認テスト 5 問つきです。

早見表(直方体も立方体も同じ)

面の数
6
向かい合う面が 3 組
辺の数
12
同じ向きの辺が 4 本ずつ 3 組
頂点の数
8
上の面に 4、下の面に 4

直方体は長方形(正方形がまじることもある)で囲まれた形、立方体は 6 つとも同じ大きさの正方形で囲まれた形です。立方体は、辺がすべて同じ長さの直方体です。

説明を読む前に、まず 1 問

立方体の頂点はいくつ?

直方体の計算機(体積・表面積・対角線)

宿題の答え合わせに使えます。縦・横・高さを変えると、見取り図がその形に変わります。3 つを同じ数にすると立方体の式に切り替わります。

体積
36cm³
表面積
72cm²
辺の長さの合計
44cm
対角線
7cm
  1. 体積 = 縦 × 横 × 高さ = 3 × 6 × 2 = 36
  2. 表面積 = (縦×横 + 横×高さ + 高さ×縦) × 2 = (18 + 12 + 6) × 2 = 72
  3. 辺の長さの合計 = (縦 + 横 + 高さ) × 4 = (3 + 6 + 2) × 4 = 44
  4. 対角線 = √(縦² + 横² + 高さ²) = √(3² + 6² + 2²) = 7(中 3 の三平方の定理)

立方体の展開図は 11 種類

回したり裏返したりして重なるものを同じとみると、立方体の展開図は 11 種類です。選ぶと、組み立てたときに向かい合う面を同じ印で示します。× の 3 つは、よく間違える「組み立てられない形」です。

●▲■▲■●

展開図 1: 立方体になります

同じ印(●・▲・■)の面どうしが、組み立てると向かい合います。同じ印のマスは、展開図で隣り合っていません。

  • 向かい合う面: 一直線に 3 枚並んだら、両端が向かい合う。展開図で隣り合う面が向かい合うことはない
  • 組み立てられない形: 一直線に 5 枚以上並ぶ、田の字(2 × 2)がある、4 枚並びの同じ側に 2 枚が付く

辺の平行・垂直・ねじれの位置

直方体のどの辺を選んでも、残りの 11 本は平行 3 本・垂直に交わる 4 本・ねじれの位置 4 本に分かれます。小学 4 年では平行と垂直、中学 1 年でねじれの位置を習います。

ABCDEFGH

辺を選ぶ

辺 AB と平行な辺: 3 本
CD・EF・GH同じ向きで、どこまでのばしても交わらない
辺 AB と垂直に交わる辺: 4 本
BC・DA・AE・BF頂点で直角に交わる
辺 AB とねじれの位置にある辺: 4 本
FG・HE・CG・DH平行でもなく、交わりもしない(中 1)

直方体・立方体の公式

例は、縦 3 cm・横 6 cm・高さ 2 cm の直方体です。

求めるもの直方体立方体例
体積縦 × 横 × 高さ1 辺 × 1 辺 × 1 辺3 × 6 × 2 = 36
表面積(縦×横 + 横×高さ + 高さ×縦) × 21 辺 × 1 辺 × 6(18 + 12 + 6) × 2 = 72
辺の長さの合計(縦 + 横 + 高さ) × 41 辺 × 12(3 + 6 + 2) × 4 = 44
対角線(中 3)√(縦² + 横² + 高さ²)1 辺 × √3√(9 + 36 + 4) = 7

よくある間違い 5 つ

  • 1辺と頂点の数を取り違える

    辺は線で 12 本、頂点は角の点で 8 つ。見取り図で見えない辺(点線)を数え忘れると、9 本や 7 つになります。

  • 2平行な辺を 1 本だけ答える

    1 本の辺に平行な辺は 3 本あります。同じ面の向かい側だけでなく、斜め向かいの辺も平行です。

  • 3展開図で隣り合う面を、向かい合う面と思う

    展開図で辺がつながっている面は、組み立てると隣り合います。向かい合う面は、一直線に 3 枚並んだ両端です。

  • 4表面積で 3 つの面しか足さない

    見取り図で見える面は 3 つですが、反対側に同じ大きさの面がもう 1 枚ずつあります。最後に 2 倍します。

  • 5ねじれの位置を「垂直」と答える

    交わらない辺は垂直に交わる辺ではありません。平行でもなく交わりもしなければ、ねじれの位置です。

もっと知りたいとき

見取り図のかき方(3 つの決まり)

ABCDEFGH
  1. 前の面は、長方形をそのままかく
  2. 奥行きの辺は、同じ向きに平行にかく(平行な辺は、図でも平行)
  3. 見えない辺は点線でかく。見えない辺は 3 本

確認テスト 5 問

選ぶとその場で丸付けします。間違えたときは、その答えになった理由を出します。1・2 問目は小学 4 年、3・4 問目は中学 1 年、5 問目は中学 3 年の範囲です。

0 / 5 正解

問 1 / 5・基本・小4

5 cm4 cm3 cm

縦 5 cm、横 4 cm、高さ 3 cm の直方体があります。

辺の長さをすべて合わせると何 cm?

都立高校入試ではこう出る

2019〜2026 年度の 8 年で、大問 5(空間図形)の舞台が直方体だった年が 3 回(2020・2022・2025)あります。2021年度の問 1 は、三角柱でねじれの位置にある辺を数える問題でした(正答率 20.2%)。

  • 2026問 1空間の角(中点と平行)34.9%問 2三角すいの体積(分けて求める)2.0%
  • 2025問 1直方体の中の四角錐の体積44.0%問 2断面の三角形の面積(三平方)17.8%
  • 2024問 1空間の角(二等辺三角形)33.3%問 2三角柱の中の四角錐の体積22.8%
  • 2023問 1動く点と最短の長さ12.5%問 2正四面体の中の三角すいの体積3.2%
  • 2022問 1動く点と周の長さ(三平方)29.9%問 2直方体の中の四角錐の体積(分けて求める)1.2%
  • 2021問 1ねじれの位置にある辺20.2%問 2三角柱の中の四角錐の体積3.6%
  • 2020問 1断面の三角形の面積(三平方)38.3%問 2四角柱から四角錐を引いて求める体積2.4%
  • 2019問 1線分の長さ(三平方)57.6%問 2三角すいの中の三角すいの体積12.9%

太字が直方体を舞台にした問いと、辺の位置関係を問う問い。配点は各 5 点。右の数字と棒は正答率で、東京都教育委員会「東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査 報告書」(抽出調査)。題材はこのサイトが問題を読んで分けたものです。

2026年度の報告書2025年度の報告書2024年度の報告書2023年度の報告書2022年度の報告書2021年度の報告書2020年度の報告書2019年度の報告書

直方体が出たときの手順

  1. 見取り図に、分かっている辺の長さをすべて書き込む
  2. 底面にする面を決め、その面に垂直な辺(底面が EFGH なら AE・BF・CG・DH)を探す。錐の頂点が向かいの面の上にあれば、その長さが高さになる
  3. 面の上に直角三角形を見つけて、斜めの長さは三平方の定理で出す
  4. 形が複雑な立体は、大きい柱から外側の錐を引いて求める(2020 年度の問 2 がこの型)

19 問すべての正答率と「取る/捨てる」の目安(数学の捨て問マップ)

直方体の中の四角錐・三角すいの体積は、錐の体積のページへ

よくある質問

直方体と立方体の面・辺・頂点の数は?

どちらも面 6・辺 12・頂点 8 です。直方体の面は長方形(正方形がまじることもある)、立方体の面は 6 つとも同じ大きさの正方形です。

直方体と立方体のちがいは?

立方体は、12 本の辺がすべて同じ長さの直方体です。直方体の辺は、同じ長さの辺が 4 本ずつ 3 組あります。

立方体の展開図は何種類ありますか?

11 種類です(回したり裏返したりして重なるものは同じとみる)。4 枚並びの上下に 1 枚ずつ付く形が 6 種類、2 枚・3 枚・1 枚の形が 3 種類、階段の形と、3 枚・3 枚の形が 1 種類ずつです。

展開図で向かい合う面の見つけ方は?

一直線に 3 枚並んだら、両端の 2 枚が向かい合います。向かい合う面は、展開図で隣り合うことはありません。

直方体で、1 本の辺に平行な辺は何本?

3 本です。たとえば辺 AB に平行な辺は DC・EF・HG。垂直に交わる辺は 4 本、残りの 4 本はねじれの位置です。

ねじれの位置とは?

平行でもなく、交わりもしない 2 本の直線の位置関係です。中学 1 年で習います。同じ平面の上にない、というのが見分けるポイントです。

直方体の表面積の求め方は?

(縦 × 横 + 横 × 高さ + 高さ × 縦) × 2 です。同じ大きさの面が 2 枚ずつあるので、3 種類の面を足して 2 倍します。立方体なら 1 辺 × 1 辺 × 6 です。

直方体の対角線の長さは?

√(縦² + 横² + 高さ²) です。底面の対角線を三平方の定理で出し、高さとでもう一度三平方の定理を使うと、この式になります(中学 3 年)。

何年生で習いますか?

面・辺・頂点の数、展開図、見取り図、辺や面の平行・垂直は小学 4 年です。体積は小学 5 年、表面積とねじれの位置は中学 1 年、対角線の長さは中学 3 年で出てきます。

都立高校の入試には出ますか?

大問 5(空間図形)の舞台として出ます。2019〜2026 年度の 8 年では、2025・2022・2020 年度が直方体でした。2021 年度の問 1 は、三角柱でねじれの位置にある辺を数える問題です。

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