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都立入試ガイド・10月〜12月

ESAT-J 対策 英語が苦手でも点を取る

ESAT-J(東京都中学校英語スピーキングテスト)は、タブレットに向かって英語を話すテストです。採点基準を読むと、英語の正しさや発音だけでなく、黙らずに、聞かれたことに全部答えているかも段階を分けていることが分かります。英語が苦手でも、型を覚えて練習すれば上げられるところがあります。

令和8年度実施(2027年入試)版・最終更新 2026-10-06・出典は記事の最後にあります

文: 受験生のパパ(ココ高受験の運営者)・運営者情報・編集方針

試験の形

Part A〜D の4つに分かれています。準備の時間を含めて65分ほどです。

Part何をするか問題の数準備話す時間
A音読2問30秒30秒
B会話5問なし(質問する問題は10秒)各15秒以内
C4コマの説明1問30秒40秒以内
D意見と理由1問60秒40秒以内

結果は A〜F の6段階(ESAT-J GRADE)で返ってきます。採点結果を統計的に処理して出すもので、Part ごとの配点は実施要項にも採点基準にも書かれていません。どの Part も捨てずに、聞かれたことに答えるのが基本です。

Part A 音読:最後まで読み切る

英文に区切りの印を付けて、最後まで読み切る

画面の英文を声に出して読みます。見られるのは「発音と強勢」と「読む速さや間の取り方」です。採点基準で一番低い段階には、評価するのに十分な量を読んでいない場合が含まれます。知らない単語で止まらず、最後まで読み切ることを先に決めておきます。

  • 準備の30秒で、意味の切れ目(, や and の前など)に区切りを入れるつもりで黙読する
  • 区切りで少し間を取り、同じ速さで読む。採点基準では、遅すぎたり速さが一定でなかったりすると下がる
  • 教科書の本文を、音声のあとについて読む練習がそのまま効く

Part B 会話:5問全部に、短く答える

地図などの絵を見て、短い英語で答える

サンプル問題では、絵を見て答える質問が2問、自分の生活についての質問が2問、自分から質問する問題が1問です。質問の英語は音声だけで、画面には出ません。採点基準では、5問のうちいくつに適切に答えたかで段階が決まります(5問すべてで一番上、4問・3問・1問と下がる)。サンプル問題の解答例には、数語の短い答えもあります。黙ってしまうより、単語や短い句でも答えるほうが得です。言えるなら文で答えると、上の段階の「必要に応じて文を使っている」に近づきます。ただし、聞かれたことから外れた答えは低い段階になります。Where なら場所、How long なら時間のように、質問の最初の語に合う言葉を必ず入れます。

Q: What do you want to eat?

A: Pizza.

A: I want to eat pizza.

自分から質問する問題は、準備が10秒しかありません。疑問文の出だしを決めておくと、10秒で間に合います。

What is your favorite …?

Where can I …?

What is a good place to …?

Part C 4コマの説明:まず4枚すべてに触れる

4枚の絵すべてに、1文ずつ触れる

4枚の絵を見て、出来事を順番に説明します。サンプル問題では、最初に “Last week” を使うよう指定されていました。採点基準では、4枚すべてに触れているかが段階の分かれ目で、1枚の説明が足りないと下がり、説明できたのが2枚ほどだとさらに下がります。まずは1枚に1文でよいので、4枚とも言うことを優先します。過去のことなので、動詞は過去形にします。

Last week, I went to the library.

Then I found an interesting book.

After that, I read it at home.

Finally, I told my friend about it.

Then・After that・Finally のようなつなぎの言葉と、he・she・it などの代名詞を使い、絵の中の大事なところを多く言えると、上の段階に届きます。

Part D 意見と理由:理由を1つ足す

意見だけで終わらず、理由と例を足していく

英語の授業という設定で、身近なテーマについて意見と理由を話します。画面には3つのヒントが出て、どれかを選んでも、自分の考えでもかまいません。採点基準では、意見を言えても、理由がないと低い段階にとどまり、理由や例を1つでも足すと上がります。理由は Because や First・Second などのつなぎの言葉で意見とつなげます。つなぎの言葉がないと、理由を言っても上がり方が小さくなります。補足まで足して詳しく説明できると、さらに上です。

I think reading books is better.

I have two reasons.

First, we can learn many new words.

Second, we can read anytime.

準備の60秒は、ヒントから1つ選んで理由を2つ決めるのに使います。自分で一から考えなくてよいので、ヒントを理由に使うのが近道です。

家でできる練習

時間を計って録音し、家族に聞いてもらう

  1. 本番と同じ秒数の練習で、声に出して録音する
  2. サンプル問題で、画面の流れと時間を知る
  3. 上の Part B〜D の型(質問の出だし・つなぎの言葉・I think と理由)を声に出して覚える
  4. スマートフォンで時間を計って録音し、聞き直す。黙っている時間がないか、最後まで言えたかを確かめる
  5. 家族に聞いてもらう。英語が分からなくても、「4枚とも言ったか」「理由を言ったか」「5問とも何か答えたか」は確かめられる

評価ごとの解答の例は、東京都教育委員会のサンプル問題の解答例で見られます。同じ問題でも、どこまで話すとどの段階になるかが分かります。

都立入試で何点になるか

都立の一般入試(第一次募集・分割前期募集)では、A を20点として、評価が1つ下がるごとに4点ずつ減ります。点数の表と、令和8年度の日程・結果の見方はESAT-J の申し込み・結果の見方と点数にまとめています。

次に読む

  1. ESAT-J の練習(本番と同じ秒数で声に出す)
  2. ESAT-J の申し込み・結果の見方と、都立入試での点数
  3. 都立入試の過去問
  4. 都立高校入試の日程・推薦・内申点の計算

出典

例文はこのサイトで作ったもので、実際の問題ではありません。テストの問題・解答例の著作権は東京都教育委員会にあります。