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都立入試ガイド・10月〜12月

塾に行かずに都立に受かる?

塾に通うかどうかは、家庭にとって年に数十万円の判断です。このページでは、都立入試の点の仕組みと公式の資料から、塾が要るかどうかを考える手順をまとめました。合格を約束するものでも、塾をすすめるものでもありません。

令和9年度入試(2027年)版・最終更新 2026-10-04・出典は記事の最後にあります

文: 受験生のパパ(ココ高受験の運営者)・運営者情報・編集方針

都立の一般入試は 1020 点満点

都立高校の一般入試は、本番の学力検査と内申点を原則 7:3 で合わせた 1000 点に、英語スピーキングテストの 20 点を足して選びます。内申点は中3の通知表の評定で決まり、本番の点は過去問や自習でも対策できます。

中身点数何で決まるか
学力検査(5教科の本番の試験)700点当日の点。過去問や自習でも対策できる
調査書点(内申点)300点中3の通知表の評定。定期テストや提出物など、学校での学習の評価で決まる
ESAT-J(英語スピーキング)20点11月に受けるテストの評価(A〜F)

7:3 ではない学校(学力検査だけの 10:0 と比べて高い方を使う学校など)、内申点の計算、入試の日程は入試の仕組みにまとめています。

まず、志望校の目標点を知る

各学校のページに、その学校の偏差値から想定した数学の点の目安を載せています。目標点が決まると、全部の問題を解けなくてもよいことがわかります。目標点ごとの問題の地図では、狙う点に応じて後回しにしてよい問題を見られます。

今の点は、学校の実力テストや模試の結果、または過去問を時間を計って解いた点で確かめられます。目標との差が小さければ、塾に行かずに過去問と苦手の復習で届く場合もあります。

無料で手に入るもの

  • 都立入試の過去問と正答(東京都教育委員会が公開しています)
  • 教科ごとの平均点と、得点の分布
  • 問題ごとの正答率(どこで多くの受検生が点を落とすか)

このサイトの都立入試の過去問に、年度ごとの問題へのリンクと平均点をまとめています。

子どもの課題で、合う学び方は変わる

塾にお金をかけて伸びるかどうかは、子どもの課題と塾の形が合っているかで大きく変わります。まず、足りないのが内申点か本番の点かを見てください。

内申点が足りない

合いやすい形:学校の教科書と定期テストに合わせる個別指導・補習塾

内申点は中3の通知表の評定で、定期テストや提出物など学校での学習の評価で決まる。個別指導には、学校ごとの定期テスト対策をうたう塾がある

内申点の計算

本番の点が足りない

合いやすい形:都立対策のある集団塾、または過去問での自習

都立の共通問題は、過去問と正答が無料で手に入る。都立入試を名指しした対策コースは集団塾に多い(下の調べ)

都立入試の過去問

日比谷・西など自校作成問題の学校を目指す

合いやすい形:自校作成校の対策コースのある進学塾

自校作成問題は、学校が独自に作った問題で一部の教科を受ける制度。対象の学校は11校

自校作成問題の11校

勉強の習慣や計画が立たない

合いやすい形:個別指導・家庭教師

1人ずつ、何をどの順で勉強するかを決めて進める形

苦手が1〜2教科だけ

合いやすい形:単科の講座・オンライン

全教科を取る必要はない。教科ごとの正答率を見ると、どこで点を落としているかがわかる

数学の正答率と難所

東京で高校受験を扱う 30 塾の公式ページを調べたところ(2026-10-04 時点)、都立入試を名指しした対策コースを書いていたのは、集団の授業がある 10 塾のうち 7 塾、集団の授業が無い(個別指導などの)18 塾のうち 3 塾でした。都立の推薦入試(作文・面接)の対策を公式に書いていたのは 1 塾です。公式ページに書いていないことは、対策をしていないことを意味しません。気になる対策は、体験授業の時に聞くと確かです。各塾の記載は塾の一覧で見られます。

塾の費用は中3で大きく増える

公立中学校に通う家庭が学習塾に払った金額は、年に平均 230,385円 です。学年が上がるほど増え、中3は中1の約 2.6 倍になります。塾に払っていない家庭も 34.0% あります。

公立中学校の学習塾費(年間の平均)
中1133,647円
中2213,759円
中3341,220円

塾に払っていない家庭(0円)も含めた全国の平均です。東京の金額や、塾ごとの金額とは違います。

塾を比べる時は、月謝だけでなく、夏期・冬期の講習、模試、教材を合わせた1年間の総額で比べると、後から驚かずに済みます。調べた 30 塾のうち 9 塾は、料金を公式ページに出しておらず、問い合わせや資料請求で案内する形でした。

合格実績の数字は、数え方を見る

塾の「合格者○名」は、その塾が自分で数えた数字です。業界の自主基準(全国学習塾協会)では、受験の直前 6 か月のうちに在籍して 30 時間以上受講した生徒、または 3 か月以上続けて受講した生徒を数えてよいことになっていて、1 年通った生徒だけの数ではありません。塾によっては、もっと短い受講でも数えています。

また、生徒の多い塾ほど合格者の数は大きくなります。数字の大きさより、どの学校に、どう数えているかを見ると、その塾が子どもの学力の帯に合っているかの手がかりになります。

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次に読む

  1. 高校受験の塾の選び方(1年間の総額・体験授業・契約)
  2. 東京の高校受験の塾の一覧(公式ページの記載で比べる)
  3. 高校受験で親ができること(入る前に決めること・見直す順番)
  4. 都立高校入試の日程・推薦・内申点の計算
  5. 都立入試の過去問
  6. 目標点ごとの、後回しにしてよい問題

出典