都立入試ガイド・都外から受ける
都外から東京の私立高校を受けるには
令和9年度(2027年春入学)・最終更新 2026-10-11・出典は記事の最後にあります
住んでいる都県で変わる入試の区分
東京の私立の推薦入試は、東京私立中学高等学校協会の決まりで「その私立高等学校を第一志望とし、出身中学校長が推薦する者」が対象です。これとは別に、東京都の実施要項の学校別の表には「B推薦(都・神外生)」のように、東京・神奈川以外の中学生だけが受けられる区分を設ける学校があります。
A推薦(単願推薦)
その学校が第一志望で、中学校の校長が推薦する人
- 東京
- 受けられる
- 神奈川
- 受けられる
- ほかの県
- 受けられる
都外生向けの推薦(B推薦・併願推薦など)
公立などを第一志望にしたまま受ける推薦
- 東京
- 受けられない
- 神奈川
- 「都・神外生」の区分は受けられない
- ほかの県
- 実施校で受けられる
一般入試
当日の学力検査(面接がある学校も)
- 東京
- 受けられる
- 神奈川
- 受けられる
- ほかの県
- 受けられる
併願優遇(一般入試)
学校が決めた成績などの基準を満たした受験生を優遇する
- 東京
- 受けられる
- 神奈川
- 学校による
- ほかの県
- 学校による
「都外生」とだけ書く区分(啓明学園など)は、神奈川の中学生も対象かを学校に確かめてください。どの区分も、内申の基準や実施の有無は学校ごと・年度ごとに違います。
学校の募集要項の書き方の例
都外生向けの推薦などがある学校(令和9年度)
東京都の実施要項の学校別の表で、区分の名前に「都・神外生」「都外生」などとある学校です(29 校)。日程と基準は、学校のページの「入試の日程」と募集要項で確かめてください。
- 安田学園高等学校墨田区B推薦(S特)(都・神外生)
- 郁文館グローバル高等学校文京区都外生併願推薦
- 郁文館高等学校文京区都外生併願推薦
- 英明フロンティア高等学校練馬区併願推薦(都・神外生)
- 下北沢成徳高等学校世田谷区併願推薦(都・神外生)
- 岩倉高等学校台東区B推薦(都・神外生)
- 京華高等学校文京区B推薦(都・神外生)
- 京華商業高等学校文京区B推薦(都・神外生)
- 共栄学園高等学校葛飾区B推薦(都・神外生)
- 駒澤大学高等学校世田谷区併願(都・神外生)
- 啓明学園高等学校昭島市併願推薦入試(都外生)
- 佼成学園女子高等学校世田谷区推薦(都・神外生)
- 麹町学園女子高等学校千代田区推薦B方式併願(都・神外生)
- 淑徳巣鴨高等学校豊島区B推薦(都・神外生)
- 駿台学園高等学校北区推薦B(併願)(都・神外生)
- 昭和第一高等学校文京区推薦II(都・神外生)
- 昭和鉄道高等学校豊島区B併願(都・神外生)
- 正則学園高等学校千代田区B推薦(都・神外生)
- 大東文化大学第一高等学校板橋区推薦B・C併願(都・神外生)
- 拓殖大学第一高等学校武蔵村山市推薦入試II(都・神外生)
- 東亜学園高等学校中野区B推薦(都・神外生)
- 東京家政大学附属女子高等学校板橋区推薦B(都・神外生)
- 東洋高等学校千代田区推薦B(都・神外生)
- 日本女子体育大学附属二階堂高等学校世田谷区推薦(都・神外生)
- 豊島学院高等学校豊島区1月併願(都・神外生)
- 豊南高等学校豊島区B・C推薦第1回(都・神外生)・B・C推薦第2回(都・神外生)
- 北里大学附属順天高等学校北区推薦II(都・神外生)
- 立志舎高等学校(通信制)墨田区B推薦(都・神外生)
- 和洋九段女子高等学校千代田区併願推薦(都・神外生)
入試相談と個別相談
都外の中学生は、中学校の先生ではなく、本人と保護者が高校の先生と直接話す個別相談で扱う学校がある
- 東京の中学生は、12月15日以降に中学校の先生が私立高校と「入試相談」をします。本人が学校へ行くものではありません
- 都外の中学生は、中学校の先生ではなく、本人・保護者との個別相談で扱う学校があります。岩倉は「埼玉県と茨城県に在学している受験生は、本校と受験生および保護者との個別相談で対応します」、東海大学菅生は A1推薦で「埼玉県の受験生は12月25日までに個別相談が済んでいること」としています
- 個別相談は説明会などで行われ、期限を設ける学校があります。行きたい学校の説明会の日程と、相談に持っていくものを、早めに学校の案内で確かめます
入試相談と入学金の扱いは私立高校の併願優遇にもまとめています(こちらは東京の中学生向けの区分の一覧です)。
授業料の支援は、国の分だけになる
都内に住んでいれば国の支援(年45.72万円まで)に都の助成(年4.38万円まで)が上乗せされる。都外に住んでいると国の支援だけ
- 国の就学支援金は、私立の全日制で年 457,200 円まで。所得に関係なく、都外に住んでいても東京の私立に通えば受けられます。入学した後に学校を通じて申請します
- 東京都の授業料軽減助成(国と合わせて年 501,000 円まで)は、生徒と保護者が都内に住んでいることが条件です。都外に住んでいると、授業料が年 457,200 円を超える学校では、都内の人より最大で年 43,800 円多く払うことになります
- 住んでいる県の補助は、県内の私立が対象のことがあります。埼玉県の父母負担軽減事業補助金は、生徒と保護者が県内に住み、埼玉県が認可した私立学校に通う場合が対象です。千葉県の授業料減免制度は国の支援の拡充で廃止され、経過措置は令和8年度の新入生と在校生までです。神奈川県などは、県の案内で確かめてください
- 低所得の世帯向けの「奨学のための給付金」は、県の制度です。埼玉県は、県外の学校に通う場合も県へ直接申請できるとしています。ほかの県は、住んでいる県の案内で確かめてください
- 入学金・施設費・通学費は、国の就学支援金と都の授業料軽減助成の対象外です
学校ごとの 1 年目の額は私立高校の学費一覧に、申請の時期は授業料の支援と申請の流れにあります。学費一覧の「都の助成も引くと」は都内に住む人の額なので、都外に住む人は「国の支援を引くと」の列を見てください。
準備のチェックリスト
- 募集要項で区分を確かめる都外の中学生が出せる区分(A推薦・B推薦・併願優遇)と、内申の基準
- 説明会と個別相談に行く個別相談の期限がある学校がある。持ち物は学校の案内で確かめる
- 中学校の先生に早めに伝える推薦書や調査書は中学校に作ってもらう
- 通学の時間を確かめる家から学校まで、朝の時間帯の電車で
- 1年目にかかるお金を足す入学金・施設費・通学費は支援の対象外。都の上乗せが無い分も足す
- 入学した後に就学支援金を申請する学校を通じて申請。低所得の世帯は住んでいる県の給付金も
併願校を選んで受験料・入学金を足し上げるなら入学費用シミュレーターを使ってください。
都立高校を受けるなら
都立は、入学日までに家族で都内へ引っ越すことが確実な場合に出願できます。都外に住んだままでは受けられません。
都外から都立高校を受ける出典
- 令和9年度高等学校就学計画等の合意(東京都教育委員会・2026年9月9日)
- 令和9年度 都内私立高等学校入学者選抜実施要項(東京都・2026年10月7日)
- 入学者選抜の概要(令和9年度 都内私立高等学校入学者選抜実施要項の参考資料・東京都)
- 令和8年度 就学支援金制度(東京都私学財団)
- 令和8年度 私立高等学校等授業料軽減助成金(東京都私学財団)
- 東京都の発表(2026年5月29日)
- 私立学校の学費軽減制度に関するQ&A(埼玉県)
- 令和8年度以降の千葉県私立高等学校等授業料減免制度について(千葉県・2026年1月29日)
- 各校の令和9年度の募集要項(学校のページの出典欄)
2026年10月11日に確かめた内容です。出願の前に、志望校の最新の募集要項を確認してください。