都立入試ガイド・都外から受ける
都外から都立高校を受けるには
令和9年度(2027年春入学)・最終更新 2026-10-11・出典は記事の最後にあります
どれに当たるか
東京都教育委員会の応募資格審査取扱要項は、都外とかかわる人を次の区分に分けています。
出願できる都外に住んでいて、入学日までに家族で都内へ引っ越す
2027年4月の入学日までに保護者と一緒に都内へ転入し、入学した後も一緒に住んで都内から通うことが確実なら出願できます(要項の3)。このページの中心はこの場合です
出願できる都内に住んでいて、都外の中学校に通っている
出願承認申請書と、志願者と保護者の住民票記載事項証明書(2026年11月1日以降に発行されたもの)などを出し、志望校の校長の審査を受けます(要項の1)
出願できる入学日までに、都内の島しょ(伊豆諸島・小笠原諸島)へ引っ越す
保護者の1人以上と一緒に島へ移り、島から通うことが確実なら、島の都立高校に出願できます(要項の2)
出願できる海外に住んでいて、入学日までに都内へ移る
帰国等に関する申立書などを出します(要項の4)
出願できない都外に住み続ける
都立高校には出願できません。要項の区分は、どれも入学日までに都内(島しょを含む)に住むことが前提です。住所に関係なく受けられる東京の私立か、住んでいる県の公立高校を考えます
保護者と一緒に都内に住むことが条件
都立高校は、保護者と一緒に都内に住み、入学した後も一緒に住んで通うことが条件。子どもだけが都内に住む形は、原則として当てはまらない
- 保護者は、原則として父母です。父母の両方と都内に住み、入学した後も一緒に住み続けることが原則です
- 入学の手続きのために一時的に都内へ住所を移し、入学した後に本人や保護者が都外へ戻る予定がある場合は、応募できません
- 入学した都立高校は、毎年、生徒と保護者の住所を確かめます。応募資格に反していた、または事実と違う記載で出願していたと分かれば、入学を取り消すことがあります
都立高校では、入学した後も毎年、生徒と保護者の住所を確かめる
引っ越して受ける時の流れ
出願の時に、引っ越し先の住まいを証明する書類(売買・賃貸の契約書の写しなど)を出します。そのため、住まいは出願までに決めておくことになります。
STEP 1
地元の公立を受けないと決める
出願の前
不受検証明書を中学校に頼む
STEP 2
書類を出す
推薦 1月8日〜18日/一般 1月29日〜2月4日
期間内に必着
STEP 3
学力検査
一般 2月21日
合格発表は3月1日
STEP 4
家族で都内へ引っ越す
4月の入学日まで
引っ越した後の住民票記載事項証明書を出す
都外から引っ越して受ける時は、不受検証明書、転居に関する申立書、引っ越し先の契約書の写しなどを出す
出す書類(都外に住んでいる人)
- 東京都立高等学校出願承認申請書
- 不受検証明書。住んでいる道府県の公立高校などを志願しないことを、その道府県の教育長と中学校の校長が証明する書類です
- 転居に関する申立書。保護者がすでに都内に住んでいて本人だけが都外にいる場合は、保護者の住民票記載事項証明書(2026年11月1日以降に発行)と同居同意書を転居の証明にして、申立書を省けます
- 転居を証明する書類。新しく住まいを持つなら、売買・賃貸の契約書の写し、社宅の転居証明書、公共住宅の当選通知書の写しなど。都内に住む親族の家に一緒に住むなら、その親族の住民票記載事項証明書(2026年11月1日以降に発行)と同居同意書
- 入学願書(出願サイトに入力)、入学考査料(全日制 2,200円)、調査書など、都内の受検生と同じ書類
写しで出した書類は、合格した後、入学日までに原本を見せて確認を受けます。日程は一般入試の第一次募集と推薦入試のもので、全体は都立高校入試の日程にあります。
地元の公立高校とは併願できない
不受検証明書は「住んでいる県の公立高校を受けない」という証明です。そのため、都立と、埼玉・千葉・神奈川などの公立高校を両方受けることはできません。
私立高校は併願できます。都立が第一志望なら、東京の私立や住んでいる県の私立を併願校にします。東京の私立の受け方は都外から東京の私立を受けるにまとめました。
ESAT-J と内申はどうなるか
- ESAT-J(英語のスピーキングテスト)は、テストの日に都内の公立中学校に在籍していなかった人は受けていなくても不利にならないよう、英語の学力検査の得点が近い受検者の結果から「仮の結果」が出され、加点されます。希望して受けた人は、その結果で点数になります。詳しくはESAT-J の申し込みと結果へ
- 内申のもとになる成績一覧表は、都外の中学校の校長が作り、2027年2月4日までに志望する都立高校へ直接送ります。県の決まった様式で代えることもでき、県で成績一覧表を作っていない場合などは出さなくてよいとされています。中学校の先生に作ってもらう書類が多いので、都立を受けることは早めに伝えます
よくある質問
都外に住んだまま、都立高校に通えますか(越境通学)
できません。応募資格審査取扱要項の区分は、どれも入学日までに都内(島しょを含む)に住み、入学した後も都内から通うことが条件です。都外に住んだまま出願できる区分は書かれていません。
住民票だけ東京に移せば受けられますか
受けられません。入学の手続きのために一時的に都内へ住所を移し、入学した後に都外へ戻る予定がある場合は、応募できないと要項に書かれています。入学した後も毎年住所を確かめ、違反が分かれば入学を取り消すことがあります。
保護者の一方が単身赴任などで都外に残る場合は
原則は、父母の両方と都内に住むことです。都外から転入する人が父母のどちらか一方とだけ住む形を認められるのは、次の「特別の事情」があり、審査で認められた場合です。要項は「どのような場合でも認められるということではありません」と書いています。
- 父母の一方が都内で同居できない理由が、介護(志願者の2親等内の親族が要介護2〜5。要介護1・要支援1・2は対象外)
- 父母の一方が都内で同居できない理由が、保護者か兄弟姉妹の病気療養、または出産
- 父母の一方が都内へ転入する理由が介護で、もう一方は他の道府県で勤務している
- 父と母の離婚調停中
国内での勤務や単身赴任は、それだけでは、この一覧に挙がっていません(他の道府県での勤務が出てくるのは、もう一方が介護のために都内へ転入する場合だけです)。海外勤務を続ける場合は、海外在住者の区分(要項の4)で別に定められています。当てはまるか迷ったら、出願の前に、志望する都立高校か東京都教育委員会に相談します。必要な書類を持って行けば、東京都教育委員会で事前に資格の確認を受けられ、認められると「特別の事情確認証」が出ます。
都内に住んでいて都外の中学校に通っている人には、父母の療養や転勤などで父母と別に暮らしている場合に、中学校の校長が具申書を出す決まりがあります(要項の1)。
一人暮らしや、都内の祖父母の家から通えますか
保護者と一緒に住むことが条件なので、一人暮らしでは応募できません。都内の祖父母など親族の家に移る場合も、保護者が一緒に住むことが必要です(親族の住民票記載事項証明書と同居同意書は、住まいを証明する書類として使います)。
島しょの都立高校には、寮で暮らしながら通う仕組み(島外生徒受入選考。令和9年度は大島高校と神津高校)があります。案内のちらしには「島外在住の中学生でも」とある一方、東京都教育委員会の事業のページは「島しょ以外の都内に居住する方」が進学できる取組と説明しています。都外から応募できるかは、島外生徒受入事業のページから大島町・神津島村の選考要項で確かめてください。
都立高校に入学した後に、家族が都外へ引っ越すことになったら
入学の時点で都外へ移る予定があったなら、そもそも応募できません。入学した後に事情が変わった場合の扱いは、応募資格の要項には書かれていません。入学した都立高校は毎年住所を確かめるので、引っ越すと分かったら、まず在籍している高校に相談してください。
都外の高校に入った後、親の転勤で東京に引っ越すことになったら
都立高校には学期ごとに転学・編入学の募集があり、「転勤等による都外からの一家転住者」という区分があります(令和8年度 第一学期の募集。第2学年以上)。保護者と一緒に都内へ転入した、または入学日までに転入することが確実な人が対象で、原則として転勤証明書(内示の証明や辞令の写しなど)を付けます。募集の時期と学校は、東京都教育委員会の転学・編入学のページで確かめます。
問い合わせ先(東京都教育委員会)
- 事前の資格確認:都立学校教育部 高等学校教育課 入学選抜担当 03-5320-6745
- 入試制度一般:都立高校入試相談コーナー 03-5320-6755
受付は月曜日〜金曜日(祝日・年末年始を除く)の午前9時〜午後5時です。
引っ越さないなら、東京の私立
東京の私立高校の入試には、都立のような住所の条件はありません。ただ、推薦の区分と授業料の支援は、住んでいる都県で変わります。
都外から東京の私立を受ける出典
- 令和9年度 東京都立高等学校応募資格審査取扱要項(東京都教育委員会)
- 令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱(東京都教育委員会)
- 転学・編入学募集 特別の事情として認められる事情及び必要書類等(東京都教育委員会)
- 令和8年度 第一学期 都立高等学校転学・編入学募集(東京都教育委員会)
- 島外生徒受入事業(東京都教育委員会)
2026年10月11日に確かめた内容です。出願の前に、志望校と東京都教育委員会の最新の発表を確認してください。